2014年頃からでしょうか、YouTuberという存在が有名になり始め、爆発的に知名度を向上させていきました。

 

いまではYouTuberという概念は、知らない人の方が少ないのではないか?というくらいになってしまいました。

しかし、そんなYouTuberを冷静な目で見るこういう意見を時に耳にします。

 

それは、

「YouTuberは10年後どうなってるんだろう?」

「今後もああしていくつもりなのだろうか?」

 

という考えです。

 

確かに全うな考えです。

広告の支払金額が大変動したといったニュースを耳にしています。

広告費をYouTube運営側にコントロールされているのだから、ずっと安定しているとは思えないですし明日、別の広告の仕組みが到来してYouTubeが終わる可能性だってあります。

 

さてそんなYouTubeの10年後と、YouTuberは今後をどう切り抜けるか語っていこうと思います。

 

YouTubeの10年後

 

YouTubeが始まったのは2005年4月。

そこから爆発的にユーザーを増やし今(2019年)には世界で2番目に見られるサイトにまで成長しました。

 

15年近くの月日がたったYouTubeは知らない人間が居ない程に成長しました、しかし問題は今後の話。

今、最盛期を迎えているYouTuber達は10年後にどうなっていくのだろうか?

 

YouTuberの覇権はまだまだ続く

 

私が思うに、10年くらいではまだまだYouTuberは存続しているのではないか?

と推測している。

 

まず大前提としてインターネット広告費は、年々増加傾向にある。

そして、広告という業界自体、成長産業だったりします。

つまり、明日からいきなり先すぼみのジリ貧状態に陥り、徐々に稼げなくなるという事はまだまだ当面は無いと思うのです。

 

ちなみに現状で尻すぼみ状態になっている広告はと言えば「新聞・雑誌・ラジオ」の広告くらいです。

実はテレビは横ばい一般的な(看板など)広告と特にインターネット広告は、年々売り上げ上昇傾向にあるのです。

 

傾向からしてネット広告業界は、まだ伸びる余地がありますし、明日にいきなり産業として崩壊する事もないと思います。

ですから、10年後にYouTubeが主流ではなくなったとしても、まだまだある程度の余力が残されるのでは?と推測しています。

 

YouTuberが消えるとすれば、別の仕組みに押しつぶされる時

 

2000年頃から、インターネットが爆発的に普及しました。

その結果、情報はタダ同然で手に入るようになりました。

 

そうやってインターネット業界が力を付けた訳ですが、YouTubeはその仕組みに乗り、更に宣伝を組み込んだ先にYouTuberが生まれた訳です。

そのYouTubeで生計が成り立たなくなる時が来るとすれば、それはインターネットを上回る別の何らかのシステムに人が流れていった時でしょう。

そんな革新的なものは一体何なのか誰にも解りません。

 

でもいずれそういう仕組みが開発された時、インターネットが衰退すると同時にYouTubeも終わりを迎えて稼げなくなっていくのではないでしょうか?

紙媒体をインターネットが圧迫したように、別の何かがインターネットの上位互換になった時、YouTubeが終わるという訳です。

 

 

参考元:ガベージニュース|30年にわたる広告費推移をグラフ化してみる(上)

参考元:経済産業省|特定サービス産業動態統計調査

 

YouTuberは今後をどう生き抜く?

 

YouTuberの10年後というと暗いイメージを想像してしまう人も多く居ます。

それは恐らくYouTuber当人であっても同じでしょう。

 

そんな彼らが今後どうなっていくのか?どうすれば生き抜けるか?

考えてみたいと思います。

 

新しい事に挑戦する

 

自分の責任の元で、自分で企画を考えて、自分で実行して、自分で再生数を稼いで収益を得る。

YouTuberとは言ってしまえば個人事業主でしょう。

 

そして個人事業主は、普通な会社員の人とは別な思考回路が求められるものです。

その思考回路に求められるものの1つに「停滞は死」です。

 

会社員である最大の利点は、「安定した仕事と安定した給与と保証」です。今の仕事の5年後・10年後のイメージは割と付きやすいでしょう。

しかし、個人事業主はそれとは真逆の「実力主義と青天井の給与、だけども不安定」というのが特徴です。5年後10年後は全く違う事をしていてもおかしくないです。

だから停滞している暇がないのです、今ある仕事が駄目になる前に次の稼ぎ口を見つける為の努力と挑戦を惜しめないのです。

 

だから成功するかどうか解らなくても常に何かの挑戦をし続ける事になります。

 

YouTuberで言えば、

  • いつもとは違う動画編集をする
  • 新しい動画のジャンルを開拓する
  • 新しく実況を始める
  • 新しく商品レビューを行う
  • YouTubeから離れて投資家を始める
  • 引退を目標にして、速くある程度稼ぐ
  • 後続のYouTuberを育てる仕事をする
  • 自身のYouTubeと絡めながら、事業家の道を進む

etc…

 

個人事業主たるYouTuberは、常にこういった変化が求められるのではないでしょうか?

そしてそういう変化をしなかった人から徐々に衰退していくものです。

 

今を生きるYouTuber達の「変化」

 

YouTuberも何も変化していない分けではありません。

 

ここ最近では、有名なYouTuberに限りますが「YouTubeオリジナル」というサービスで映画出演を始めている人が出始めました。

こういう経験があれば「俳優業」へのお誘いも増えるかも知れません。

 

美容ジャンル、車ジャンル、勉強系ジャンルであれば、それぞれの適正ジャンルのYouTuberに案件を紹介する企業も多くいらっしゃる事でしょう。

そういう人たちは、仮にYouTube活動という手札を絶たれたとしても、そちらの宣伝広告塔としての働きを期待できます。

 

最近では、テレビ出演を果たしたYouTuberも現れましたね。

 

今後は、徐々にですがこういう変化をしていくYouTuberが増えていって、最終的にYouTubeというくくりのみならず広い範囲を行き来するようになるとみています。

 

「30代・40代でも同じ事を続けていくのか?」という意見に関して

 

別に30代・40代でおちゃらけなネタで生計が立っている芸能人はいくらでもいます。

ですから、年齢相応の芸風に変えなきゃいけないなんて事はないのではないか?と思います。

楽しんでもらえるのならどういった形式でも構わないのです。

 

それに、全く同じ事を継続しないといけないという縛りもないのですから、今後は別な切り口でYouTube活動をする事も充分考えられるでしょう。

10年前、YouTuber達は自分がYouTubeというサイトで生活をしていくことになるなんて想像もしていなかったはずです。

でも今、それで生活が成り立っています。

10年後もYouTuberを続ける者も居るだろうし、10年後はYouTuber活動の結果出会った、別の路線で生活していけてるのではないか?というのが私の持論なのです。

 

 

まとめ

 

  • 広告業界自体伸びている状態だから、今後もしばらくYouTuberは安定する。
  • YouTuberは変化を求められる。変化しないといずれ業界の変化に流されて消える事になる。
  • YouTuberの活動は日々変化している

 

短く纏めると、

「10年後はどうなるんだろう?」と心配している暇なんて無いのが個人事業主(YouTuber)です。

今後の心配より、明日はどんな挑戦をするのか温かく見守ってあげるのが視聴者にできる唯一の事なのかもしれません。