普段からよく使う身近なウェブサイト「YouTube」
さてあなたはこのYouTubeに対して、こういう疑問を抱いているのではないだろうか?
「そういえばドコの会社なんだろうか?」
結論から言えば「検索エンジンで有名なGoogle(厳密にはAlphabetという会社になります)が、YouTubeの運営会社」なのだが今回はその事について詳しく解説していこうと思う。
今はGoogle傘下。でも、YouTube運営会社は元々Googleとは別だった
YouTubeの運営をしているのは検索で有名なあのGoogleです。
厳密には初投稿の2005年4月23日から2006年の10月9日までは「YouTubeという組織単体」での運営となっていました。
しかし、2006年の10月9日以降からGoogle傘下になっておりその関係は今日まで続いています。
急成長しYouTubeにGoogleが急接近
元々は「ちょっとしたパーティーのハプニング映像」や「スマトラ島地震」など、映像関係の広い公開を目的に作られたのがYouTube。
しかし一度サービスを作ってみたらとんでもない大盛況となり、サービス開始から1年3か月後には「1日6万5000本の動画」が投稿され、「1日1億再生」されるサイトに急成長していきました。
しかし、当時の技術力や映像配信あたりのコストは現代よりはるかに高く、サーバー回線周りでかかるコストだけで月間に1億円ペースで吹き飛んでいく状況でした。
Google配下へ
そんな中に現れたのがGoogleです。
株式交換を持ってしてGoogle傘下の会社に組み込むという交渉が2006年10月9日に成立し、2006年11月13日には晴れてGoogleの完全な傘下になったのです。
※株式交換とは?
まず初めに理解してほしい事があります。それは発行している株式の割合が、その会社の所有率になるという事です。
株式交換とは、親会社の株と子会社の株を等価になるように交換する事を差します。
YouTubeの株の全てと、Googleの株のうちYouTube株の価格分全額と同等な金額分を交換する事で、
- Google…YouTubeの株を持ち合わせる事で親会社になれる。
- YouTube…親会社Googleの株式が手に入りGoogleと運命共同体になる。また親会社Googleの支援が得られる。
という関係になります。
ちなみに、Googleの傘下に収まる事でそれまでのYouTubeの運営方針などに悪影響が出るのでは?と懸念される事もあったようですが、Googleの配下にYouTubeを置く事が主眼に置かれそこまで手を入れられる事は無かったようです。
かくしてYouTubeはGoogleの傘下となり、現在まで運営が続いているのです。
厳密には「Alphabet」という会社の配下という話
ここまで親会社がGoogleと解説しました。
普段ネットを使う上ではこの解釈の仕方をしていても問題ないかと思います。
でも、より正確に運営会社を述べよと言われたら、「Alphabet」という会社だという話になります。
2015年にGoogleは自社のサービスが余りにも多様化しすぎてきている事業を再編をする為に、「Googleとその他のサービスを統括する管理会社」を立てました。
それが「Alphabet」です。
ここにAlphabet/YouTube/Googleの関係を纏めます。
親会社「Alphabet」→子会社「Google」→子会社の子会社「YouTube」
という3段構造の末端が、YouTubeとなっています。
YouTubeはGoogleの子会社です。
しかしより広義に見るのなら、Alphabetの子会社YouTubeとも解釈可能なのではないでしょうか。
まとめ
- GoogleとYouTubeは、元々は別会社。
- 後に、YouTubeがGoogle傘下に収まった。
これがYouTubeです。
YouTuberが生まれ、広告の仕組みも進化し、もう昔のYouTubeとは全然違う雰囲気になりつつあります。
明日どうなるか解らないテクノロジーの世界でYouTubeがどう変わっていくのか、今後が楽しみな限りです。