YouTubeを利用していくと自動で「データ」が溜まります。

その名は「キャッシュ」

 

このキャッシュの中身は、例えば、

  • いつどの動画を閲覧したか?
  • どんなキーワードで検索をしてきたか?

といったデータです。

 

本来は「一度使ったデータを再利用する際に、素早く情報処理できるようにするための記録」としてキャッシュが残されますが、同時に「何を見たか?検索したか?」が解られるヒントにもなる為、一部では「有難迷惑」だと評価される機能です。

 

さてここでは、

  • キャッシュの消し方
  • そもそもどうしてキャッシュがあるのか詳しく解説
  • ダウンロードとキャッシュの違いとは
  • キャッシュは合法?非合法?

 

といった事を解説します!

キャッシュについての知識を身に着けていただければ幸いです。

 

YouTubeキャッシュの消し方

 

さてここではYouTubeのキャッシュの消し方をアプリ版の YouTube とパソコン版の YouTube に分けて解説したいと思います。

ご自身のお持ちの媒体にあった項目まで飛んでから読んでみてください。

 

【スマホ/Android】YouTubeキャッシュの消し方

 

1、ホーム画面を開く

2、「設定」 の項目をタップ

3、「アプリ」の項目をタップ

4、 YouTube の項目をタップ

5、 「ストレージ」をタップ

6、「キャッシュを削除」をタップ

 

これで YouTube のキャッシュを消すことができます。

 

もしかして、YouTubeのバグにお困りではないですか?

関連記事:【スマホ版】YouTubeが開かない・見れないバグを解決する手順

こちらの記事を見ていただければ、YouTube全般のバグの解消ができます!

 

【スマホ/iPhone】YouTubeキャッシュの消し方

 

1、トップ画面の「設定」をタップ

2、「Safari」をタップ

3、「履歴とWebサイトデータを消去」をタップ

4、「履歴とデータを消去」をタップ

 

これでiPhoneのキャッシュを消すことができるようになります。

もしもこの方法でキャッシュを消すことができなかった場合は、 少々面倒くさいやり方になってしまいますが強行的にキャッシュを消す方法も存在しています。

 

1、「 アプリ版 YouTube を削除」

2、「アプリ版 YouTube を再導入」

 

要するにアプリを消してから入れなおすとキャッシュが消えるというわけです。

手間にはなってしまいますが着実にキャッシュを消す方法といえます。

 

 

もしかして、YouTubeのバグにお困りではないですか?

関連記事:【スマホ版】YouTubeが開かない・見れないバグを解決する手順

こちらの記事を見ていただければ、YouTube全般のバグの解消ができます!

 

PC版YouTubeでキャッシュの消し方(Chrome)

 

1、Chrome トップ画面右上にある「…」をクリック

2、「その他ツール」をクリック

3、「閲覧履歴を消去」をクリック

 

4、「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れる

5、「データ消去」をクリック

 

これでキャッシュを消すことができます。

なおこの方法でキャッシュを消してしまいますと、YouTubeのみならずChrome越しに利用したあらゆるサイトのキャッシュが消去されてしまいますのでその点はご注意ください。

 

ちなみに上記の画像では”閲覧履歴””クッキーとその他のサイトデータ”というところにもチェックが入っていますが、こちらも必要ないと感じた方であればチェックを入れて消してしまっても良いかと思います。

 

 

もしかしてPCのバグにお困りではないですか?

関連記事:【PC版】YouTubeが開かない・見れないバグを解決する手順

では、PCにおけるYouTubeのバグをどう直せばよいか解説しています。

 

キャッシュ削除で消えてしまう情報の範囲|サイトに登録した個人情報が消えないか心配な方へ

 

キャッシュを消すと色々なデータまで全部消えるのでは?と不安に思うかも知れませんがご安心ください。

 

ログインする系統のサービスの場合、基幹的な情報まで消されることはないです。

キャッシュ削除で消えても良い情報はYouTube等のネットサービスを素早く展開できるようにするための情報までで、消えたら困る個人情報やお金に関する消えたら困る系統の情報は別所(大抵の場合ウェブサイトの運営サーバー)に保存されるのが普通です。

 

解りやすく例えましょう。

キャッシュとは、飲食店で言う所の”名前と人数を書いて待つ順番表”のようなものです。

名前を呼ばれ案内されたら、名前に横線引かれてその情報は価値を失います。

もしその表が無ければ、お客さんには順番に並んでもらう事になる訳ですが、その不便を解消する為の仮の情報置き場としてあの順番表があるのです。

究極、無くてもどうにでもなるけどあれば便利な情報、それがキャッシュです。

 

まとめますと普通なウェブサイトの情報管理の仕組みは2つあり、その時欲しい(あれば便利だけど究極的には無くていい)情報がまとめられたキャッシュがあり、個人情報やお金のやり取りといった重要な情報はまた別に保存される訳です。

いわば2重の情報管理システムがあるのです。

 

 

YouTubeのトップページに意図しない動画が「オススメ」として表示されたりするのもこの機能に起因します。

買ったばかりの頃のような、無難な動画だけトップページに表示させたいのならこちらの記事も参考になるかと思います。

関連記事:YouTubeホーム画面(あなたへのおすすめ)の「見たくない動画」を変える方法

 

キャッシュが溜まるとどうなってしまうのか?

キャッシュが溜まっていきますと、利点としてはあなたがよく使うサイトや動画のデータを仮保存しておくことができているわけですので、もう一度同じものを見ようとした時に素早く情報を引き出すことができるようになります。

つまり、YouTubeを含むサイトの表示速度が速くなります。

そして、スマホ/PC内の情報を取り出す訳ですから、通信量を喰いにくくなります。

 

例えば YouTube のロゴの部分をパソコンの中に取り込んでおくことができれば、再び YouTube に訪れた時スマホやパソコンの中に保存されているYouTubeのロゴを引用してきて使えば、ダウンロードする予定の画像と同じ物を表示できます。

つまりわざわざダウンロードして来なくても済むという訳です。

 

また、情報がパソコンの中にまとめられることによってその人がどういう動画が好みであるのかといったことも推測するちょっとしたヒントになり、おすすめ動画に自分にとって興味のありそうな動画がよく出てきたりするようになったりするわけです。

ここまで便利な機能を紹介してきましたがもちろんキャッシュには弱点も存在しています。

 

まずキャッシュの弱点といえばパソコンやスマホを重くしてしまうという点でしょう。

あなたのパソコンやスマートフォンのHDD(情報を取っておくところ)が満タンに近い状態になりつつある時、このキャッシュが原因で動作重くしてしまうかもしれません。

パソコンもスマホも円滑に動かすためにはある程度今やっている動作のデータを保存しておかねばならないわけです。

しかしそのデータを保存する場所すらなくなってしまうと、保存されるべきデータが保存されずになんとかやりくりしてPC/スマホを動作させるという動きをし始めるようになります。

結果的にその苦しい運用が原因で動作が重くなってしまうのです。

 

また、キャッシュの保存のさせ方次第では、そのサイトの動きに誤動作を生じさせる事もしばしばあります。

なのでPC/スマホでは、Webの動作がおかしい時には必ずと言っていい程「キャッシュを消してください」なんて言われる訳です。

 

つまりキャッシュは便利で快適なスマホ/PCライフを提供してくれる存在ですが、バグらせる事もあるし。データ保存の容量に問題があれば逆に動作を重くしてしまう要素にもなる存在だということができます。

 

合わせてこちらの記事もどうぞ。

関連記事:YouTubeキャッシュは合法?非合法?

 

検索履歴を消せばPC/スマホから余計な情報を取り除く事が出来る為、軽くなります。

関連記事:YouTubeの検索履歴を削除する方法【PC/iPhone/Android】対応

 

ダウンロードとキャッシュの違いとは?

 

ダウンロードとキャッシュの違いを一言で説明するのであれば目的の違いでしょう。

 

ダウンロードをする理由は、データそのものを保存しそのデータを直接的に利用したいからでしょう。

しかしキャッシュはデータそのものを保存することが目的ではありません。

データは確かに引っ張ってきてはいますけれどもそのまま使うのではなくて円滑にパソコンやスマホを使えるようにするための補助として引っ張ってきているわけです。

 

つまり同じデータであっても目的が違うわけです。

 

ダウンロードとストリーミング再生の違い

 

また通信に詳しい人であればストリーミング再生という言葉を聞いたことがある人もいるとかと思います。

こちらの違いは分かりやすく、保存すること自体が目的なのか閲覧することだけが目的なのかによる違いがあります。

 

ストリミング再生の話になりますが、動画のデータそのものを YouTubeのサーバーから引っ張ってくる行為はダウンロードのストリーミング再生も同じです。

しかしストリーミング再生は円滑に見るのが目的で、見終わったらデータが原則的に保存されない(キャッシュとして残されることはあります)データとして引っ張ってくるのがストリーミング再生なのです。

一方普通のダウンロードの場合、データが保存され再生させいつでも同じ物をPC上で再現する事が出来るようになります。

 

つまり、ストリーミング再生は動画を見終わったら動画のデータが保存されないのです。

 

キャッシュは合法か、非合法か

 

キャッシュというキーワードを聞くと、ここ最近司法関係でで話を聞く合法・非合法の話が頭をよぎる人もいるかと思います。

結論から言えば、普通に使い続けている限り合法なものです。

 

詳しい話はこちらの記事を参考にしてみると良いでしょう。

関連記事:YouTubeキャッシュは合法?非合法?