「子供がずっとYouTubeを見ている…どうにかこれをコントロールできないものだろうか…?」

 

YouTubeが楽しく面白いウェブサイトであると同時に、依存性が高く子供の育成に必要な貴重な時間を浪費させられていると感じてしまう…そんな風に感じているかと思います。

また、あまりにものめり込み過ぎると、今後の子供の貴重な時間がYouTubeに浪費されそうで怖いと感じるかもしれません。

そこで、ここでは思い切って子供が見ているYouTubeを抑制するタイマー設定の方法を解説致します。

 

【スマホ版】YouTubeKidsを導入する(0歳~7歳向け)

 

掛け算を覚えていないくらいの年齢の子であれば、YouTubeKidsを利用する事を検討してみると良いでしょう。

YouTubeKidsの作りは幼児向けの知育番組的な感覚に近く、また動画もほぼ安全なものしかないというものですから、安心して子供に見せる事が出来るものなのです。

ただ小学校高学年になるとさすがに見ごたえを失ってしまうかと思います。

 

さて本題に戻りましょう。

このYouTubeKidsでは見れる時間制限が可能です。

以下にその手順を示します。

 

1、YouTubeKidsを開く

2、画面右下部分の「歯車マーク」をタップ

 

 

3、掛け算に答える。掛け算を学ぶであろう小学2年生以下であれば回答できない仕組みです。

 

 

4、「タイマー」をタップ

 

 

5、「制限時間の設定」が出るので好きな時間を選択

6、「タイマーを開始」をタップ

 

 

これで指定した時間で切れるようになります。

なお設定は、1時間以内かつ1分単位で設定が可能です。

 

残り時間は上部のバーを見る事で確認可能です。

 

 

時間が切れると以下画面のようなエンディング的な動画に切り替わります。

再設定するまで延々とこのエンディングが流れます。

 

なお右下部分の「鍵マーク」をタップして設定しなおせば元に戻す事ができます。

 

【スマホ版】スマホの時間制限機能を利用する(7歳以上向け)

 

 

YouTube以外のアプリを用いる方法と、AU/softbank/docomoなどが公式に出している時間制限機能を用いる方法を紹介します。

 

YouTubeKidsはある程度の年齢になったら子供の方から拒否されはじめ、普通のYouTubeを使いたがっていくようになるかと思います。

そして通常のYouTubeには現状時間制限を決めるタイマーは存在していません。

 

なので、時間制限用のタイマーを外部から補う必要があるのです。

スマホの大手キャリアであれば大抵は機能を用意してくれていますので、それを利用するのも手です。

外部リンク:Docomo|アクセス制限サービス

外部リンク:au|アクセス制限サービス

外部リンク:ソフトバンク|アクセス制限サービス

 

ブログ運営者からのアドバイス:基本は対等な立場から条約を設けるべき

 

「子供がスマホにばかりかじりついている。ここは時間制限を設けてどうにか子供をコントロールしよう」

と考えてしまう気持ちはやまやま解ります。

 

子供には目を悪くしてほしくないし、そもそもネットにかじりつく事自体に違和感を感じるかもしれません。

また、子供の成績が悪くなっていれば心配度合いも増す事でしょう。

 

しかし、子供にとってスマホは友達と会話する代替えのツールと化しています。つまりスマホは手足と同じようなものなのです。

LINEでの会話は、昔で言う井戸端会議やらメールでのやり取りやらの代替えとなっており、もはや無い方がおかしいレベルに達しています。

それに検索もスマホ、買い物もスマホと何もかもがスマホによってコントロールされるようになっており人生と深く密接した関係にあるのです。

つまりスマホは、単なる娯楽の道具ではなく、人生の一部になっているのです。

 

そんな状態にも関わらず、再び自由に使える状態になれる見込みもなく一方的な制限をかければ不満が爆発する可能性大です。

 

ですから、「一定時間以上の利用を禁止/スマホ自体を禁止」とするよりも「最低限これだけやれば後は自由にスマホを使えばよい」という路線で調整した方がよろしいかと思います。

努力次第で好きにスマホを弄れるという事になりますから、従いやすくなると思うのです。

 

例えば、

  • ○○ページ分勉強すればスマホは好きに使える
  • 目に余るほどにスマホ中毒なので1日あたり1時間だけ抑える訓練をする

etc…

こういう条約付けを行うと良いと思うのです。

 

そしてこういう条約は「対等な立場から生まれるもの」だと考えています。

「子供も親も立派な人間である」という横に近い立場から交渉を開始するので、子供だからという理由で自由を好き放題縛り上げるような事をしようとは思えなくなるはずです。

また、そもそも普通の人間なら、強権的に押さえつけられたら嫌に思えます。

大人であれば会社の上司に「部下の癖に」とか言われたらムッと来ると思います。それを子供に適用するのはどうかと思う訳です。

 

さらに言えば、スマホの利用に制限をつける代わりに、子供に何かをさせたいと思ったら親も対価を払う覚悟が要るかと思います。

例えば子供がスマホを使えない時間は、自分もネットとテレビを禁じて勉学に励むとか。

そうすれば、

  • 子供の主権も認めてくれる
  • 自分の為に”一緒に頑張って”くれている

という体制になり、子供も従いやすくなってくれると思うのです。

 

 

まとめ

 

まとめますと、

  • 「スマホの利用を少なく」ではなく「努力次第で自由に」という路線の条件を考える
  • 子供と対等に近い立場で交渉する
  • スマホの制限という苦痛をともに分かち合うように条約を結ぶ

という方針でやられた方が反発が少なく時間の制御がやれるかと思います。

 

視聴タイマーが欲しいのであれば、

  • YouTubeKidsを導入してタイマーをセットする
  • 各社キャリアの提供するタイマー機能を利用する

以上2項が有効と述べさせていただきました。

ただ、強硬的に時間制限を設けたりしたら反発不可避でしょうから、緊急的な事情が無いなら、基本は約束を作る事で解決を図るべきかと思います。