YouTubeを利用している時に頭の片隅をよぎるキーワードの一つにキャッシュがあります。
知っている人は理解していると思いますが、キャッシュというのは要するに次回に利用する時に円滑にネットが利用できるようにするための履歴を取っておくことを指しています。
さて問題は、このキャッシュが法律に抵触するものであるかどうかというところです。
違法な情報のダウンロードが厳罰化されている今、自分のやっている行動が不意に法律違反になってしまっているのではないかと懸念している人も一定数いらっしゃることでしょう。
さてここでは YouTube におけるキャッシュは合法なものなのかそれとも非合法なものなのか解説していきたいと思います。
YouTubeのキャッシュは合法?非合法?
A、普通に使っている限りは合法です
電子計算機において、著作物を当該著作物の複製物を用いて利用する場合又は無線通信若しくは有線電気通信の送信がされる著作物を当該送信を受信して利用する場合(これらの利用又は当該複製物の使用が著作権を侵害しない場合に限る。)には、当該著作物は、これらの利用のための当該電子計算機による情報処理の過程において、当該情報処理を円滑かつ効率的に行うために必要と認められる限度で、当該電子計算機の記録媒体に記録することができる。
わかりやすく言い換えますと、
著作物の複製(キャッシュ)または、無線/有線の通信で著作物を受信して(おそらくストリーミングの事)利用する場合、スマホやPCを円滑に使える目的に限り、情報を取っておいても良い。
というようなニュアンスになります。
逆手にとって考えれば、パソコンやスマホを円滑に使う目的以外に使おうとした瞬間にこのルールの適用外になってしまうわけです。
キャッシュを違法に扱う考え方
キャッシュ自体は合法なものですがそのキャッシュを違法にしてしまう使い方があります。
それは、 キャッシュ情報を利用して何れかの情報を取り出そうとしてしまった場合です。
本来のキャッシュの目的は、 ネット利用を素早く行うためのものです。つまり単体で情報を抜き出して利用するためのものではないのです。
しかしキャッシュはやり方によっては情報を単体で取り出して保存してしまう閲覧してしまうなんてこともできてしまうのです。
こうなってくるともはやキャッシュではなくなりただの保存というお話になってしまいます。
そうなってきた時に法律に引っかかりかねないという状態になってしまうのです。
話を戻しますがキャッシュが保存されている場所を開いて、情報をぬき出そうとすればそれが違法扱いされてしまうというお話なわけです。
すごく短く要約しますと、普通にネットを使っている限りキャッシュで違法扱いされることはまずありません。
YouTubeキャッシュが残る条件
キャッシュが残る条件をいくつか紹介していきたいと思います。
- 普通のブラウザ越し(アプリ越し)に YouTube を利用している
- キャッシュを保存しない設定をしていない
この二つのうちどちらかに該当していた場合、キャッシュが残されることとなります。
実はキャッシュを残さずにネットを利用する方法も存在しているのです。
ブラウザーにはシークレットウィンドウという機能が搭載されており、 YouTubeやその他Webサイトのキャッシュや検索履歴を残さずに利用することができてしまうのです。
詳しくは下記の関連記事をご覧になってみてください。
関連記事:【情報秘匿!】YouTubeで検索履歴を残さないで利用する方法
キャッシュの削除方法
普通に YouTube を使った場合大抵の場合はキャッシュが保存されてしまいます。
もちろん保存されたキャッシュは後から消すこともできますのでその方法もちゃんとあります。
下記記事の、キャッシュの削除方法についての項目をそれぞれ読んでいただければと思います。
関連記事:【スマホ版】YouTubeが開かない・見れないバグを解決する手順
関連記事:【PC版】YouTubeが開かない・見れないバグを解決する手順
キャッシュを残さない方法
YouTube を含め普通にインターネットを使う場合どうしてもキャッシュというものが残されてしまうものです。
そこで、キャッシュを原則的に残さずに利用する方法を紹介したいと思います。
多少手間になってしまいますが、検索履歴を残さず文字通り自分が使ったという証拠が残らないような使い方ができますので興味があれば参考にしてみてください。
関連記事:【情報秘匿!】YouTubeで検索履歴を残さないで利用する方法
まとめ
キャッシュは普通に使っている限り合法な存在です。
キャッシュが合法だからといってそこから情報を引き出して保存しようとしたりすればその時から法に引っかかってしまいますからキャッシュは削除する以外では原則的にいじらないのが無難かと思います。