ネット初心者な方にとっては、ネットは訳の分からない単語の雨嵐です。
「サインインだのログアウトだのアカウントだの訳がわからん!」
となってしまっているのではないでしょうか?
ここではそんな方に向けて、
これさえ覚えておけばYouTubeやらGoogle検索やらをする上で困惑しなくなるレベルになれる単語集を用意しました。
ここでは、最重要語句を3つ、
- ログイン/サインイン
- ログアウト/サインアウト
- アカウント
とりあえずこの3つの言葉だけ解説します。
この3つを覚えれば、ネットではそう困らなくなるはずです。
なお解らない単語は、メモを取って手元でいつでも確認できるようにしておくとなお良いです。
暗記する必要は無いのです。
アカウントの意味を解りやすく言えば「会員証」
アカウントとは例えるなら「会員証」そのものを指します。
“アカウント作成”なら「会員証を作成」というニュアンスで大体合っています。
つまりアカウントを作成する事によってサイト側に「あなたが誰なのか解ってもらえる準備が整う」という訳です。
そしてそのアカウントを使ってサイトを利用する事で、あなたの為だけのサービスが受けれるという事です。
例えば動画サイトのYouTubeを使う事を考えてみましょう。
アカウントを作り誰なのか解ってもらえる体制が整うと…
- YouTubeから提供されるアナタへのオススメ動画を提供
- 過去のあなたの動画閲覧履歴を表示
- あなたが作成した好きな動画リストを呼び出せる
といった感じに、あなた用の設定・情報をYouTube側に残す事ができるんです。
つまりあなたと解る事で、あなた専用のサービスを受けれるという訳ですね。
アカウントとIDって何がどう違うの?
アカウントが会員証本体なら、IDは会員証に書かれている会員番号のようなものです。
手持ちのキャッシュカードや保険証をご覧ください。
そのカードには「1111-1111-1111」のような数列が書いてあるかと思います。
この数列は1枚1枚違っているはずです。
つまり、その違いがあるから「そのカードの持ち主が誰なのか解る」のです。
あなたの名前が「山田太郎」だったとしましょう。同姓同名の人が来た時にどの山田太郎か解らなくなります。
しかし、IDは完全に1人1人別々ですので、同姓同名の人でも仕分けれますよね?
IDにはそういう役割があるのです。
まとめますと、アカウントが会員証本体とすれば、IDは「会員証に示されている、1人1人別々な”数字・ローマ字”の塊」を指すのです。
つまり、IDを入力するように求められたら、自分用に割り振られた英字・数字の文字列を入力すればよいという訳です。
ログイン/サインインの意味を解りやすく言えば「会員証を提示すること」
ログイン/サインイン、とは「サイト側にあなたが誰なのか認知してもらう為の行為」を指します。
ちなみにログインもサインインもほぼ同じ意味です。「俺」と「私」の違いみたいなものです。「メンマ」と「シナチク」の違いのようなものです。
例えば、Googleにログイン/サインインするという事は、Googleに”あなた”が利用しているという事が認知されるようになる訳です。
ツイッターにログイン/サインインしていれば、誰がツイッターを使っているのかツイッター側に解られるという訳です。
別のたとえを使うならホテルなどで「会員証を提示する事」です。ゴルフ場でもホテルでも会員証を提示する事で…
- あなたが誰なのか?
- 会員証のデータからどんな人なのか?
- 何にお金を支払って、どんなサービスを受ける権利を有しているのか?
が、会員証を受け取った人に伝わってサービスを受けられる、という訳です。
また、会員証を提示して施設に入ったのですから、ホテルでもラウンジでも「○○様が現在いらしている」として扱われるかと思います。
つまり「○○さんが居る!○○さんが今使っている!」という確認をする為のログイン/サインインな訳です。
ログイン/サインインする意味・利点
何の意味もなくログイン・サインインの仕組みがある訳ではありません。
誰が使っているか解っている事によって、様々な恩恵を得られるからこういう仕組みがあるのです。
ログイン/サインインする事によって…
- 前回サイトに来た時と同じサービスを即展開できる
- 例えば、動画配信サービスなら以前に作成した好きな動画リストをいつでも呼び出せる
- 例えば、ツイッターなら自分用ページにすぐ飛べる
と、前回まで使った・設定したデータを再開できる意味で便利になるのです。
ログイン/サインイン無しであるサイトを使う時の弱点
「無料で動画が見れる」「無料でサービスを受けられる」そういうウェブサイトも数多く存在しています。
しかし大抵の場合、ログイン・サインインしない事で、あなた用ではなく薄く広く全体に向けたサービスが展開されてしまいがちです。
サイト側にはあなたが誰なのか解らないし、どんな設定をお望みなのか解られていないのですから仕方がありません。
つまりネットでは、ログイン/サインインしておく方がサービス的には嬉しい事が多いのです。
ログアウト/サインアウトの意味を解りやすく言えば「ホテルのチェックアウト」
ログアウト/サインアウトの意味は「そのサイトのサービスから一旦離れます。という意思表示」です。ホテルで言うところのチェックアウトです。
上記でログインを解説致しましたが、その逆の行為だと思ってください。
自分はこのサイトの利用を一旦取りやめます!と宣言する訳ですから、そのサイトで設定した自分用の設定・閲覧履歴(一部例外あり)を他の第三者に弄られ・見られなくなります。
基本は、サイトを使い終えたらログアウトすべきです。
ログイン/ログアウトがわざわざ存在している理由
「自分用のパソコンを使っているのだから、わざわざログインなんて謎な仕組みを入れなくてもいいだろう…」
と、お考えの人もいるかも知れません。
そういう人は、公共の場のパソコンをイメージしてみてください。
- 誰が使うか解らない
- いつまでそのパソコンに同一人物が使い続けるか解らない
- 家庭用のパソコンであれば、家族の誰が利用しているのか解らない
と、利用者に確証が持てない場合だってあるのです。
だから、ウェブ関連の話では、ログイン・ログアウトの仕組みを挟み込んで誰なのか特定しておくようになっているのです。
また出先で、いつもとは別のパソコンやスマホを使う時を考えてみましょう。
- 別の場所から
- 別の機械越しに
自分を証明しないといけなくなりますよね。
そういう時に自分にしかわからない情報を使った「ログイン」が役に立つのです。
ログアウトしてもアカウントは消えない
時々、ログアウトとアカウントの関係について勘違いしてしまう人もいます。
「ログアウトしたら、アカウントが消えるのでは?」
と思う人もいらっしゃるようですが、そんな事はありません。
ログアウトとは一旦、自分が使うのを取りやめるという意味であって、登録抹消ではないのです。
会社で例えると、
ログアウトは、組織には在籍しているけど会社には居ない「退社」であって、会社から完全に籍を外して無関係になる「退職」ではないのです。
つまり単なるログアウトであれば、アカウントは残ります。ログインし直せるのです。
まとめ
- アカウント…会員証
- ログイン/サインイン…会員証を提示して自分だと認知してもらう事
- ログアウト/サインアウト…サービスに利用から一時的に離れる事
とりあえずネットの初心者なら、この3つの言葉を覚えるだけでネット利用は楽になるはずです。
車で言うところのブレーキ・アクセル・ハンドル並に重要な言葉ですから、是非覚えましょう!