「えっ…何なのこの検索履歴は…」
見知らぬ検索履歴があると、どこからどう見られたのか?と、疑問に思えますし不気味に思えるかと思います。
ここでは、
- 誰がその検索をしていたのか?を、捜査する手順
- それぞれの状況に合わせた対策法
を解説します。
まえがき:「YouTubeの履歴」と「クローム/IE/iPhoneの履歴」は別物
YouTubeの履歴を言っても、
- PC利用者全ての履歴が出る履歴
- あなたが見た動画だけ出る履歴
この2つに分かれていますから、まずはその確認をしましょう。
・YouTubeの検索履歴の場合・・・あなたのアカウントで見た動画だけ出る。
※YouTubeの検索履歴の出し方の覚え書
- Googleアカウントにログインしている
- YouTubeのホームページから履歴を検索した
・クローム/IE/iPhoneの履歴の場合・・・そのPC/スマホを使った「全ての人」のデータが出る。
という違いが出ます。
「アカウントからログインしているのにクローム/IE/iPhoneの履歴に自分が見た訳じゃない動画が出てる!」というのは勘違いという訳です。
YouTubeの検索履歴に知らない履歴が残る原因1:問題のパソコンが共有のパソコンで別の誰かが使っていた
あなたのお使いのパソコン/スマホは、家族や会社の共有のパソコンではありませんか?
もしそうであれば、検索履歴に他の人の履歴が残ってもおかしくは無いでしょう。
- 家族/会社の誰かに、使ったかどうかお伺いを立てる
- 「何時何分に動画を見たか?」推測する
といった方法が有効です。
もし誰も使ったと言わないのなら、見ていた証拠集めをする事ができます。
【全使用者共通の履歴】クローム使用者版・検索履歴の見方
- クロームの画面右上の「…」をクリック
- 「履歴(H)」をクリック
- 出てきた項目内の「履歴(H)」をクリック
※四角いボックスの右隣の時間が「見始めた時刻」を示しています。
一覧表に分単位の時間があるので「見ていないはずの動画が見られた時間」をチェック。
※ここの検索履歴はGoogleアカウントのログイン/ログアウトによらず、そのPCの利用者全てのデータが共通で保存されます。
【全使用者共通の履歴】IE版・検索履歴の見方
- 左上の「★マーク」をクリック
- 「履歴」のタブをクリック
- 「日付順に表示」をクリックし「サイト順に表示」に変更
- 「youtube」の項目をクリック
- 怪しい履歴を「右クリック」
- 「プロパティを開く」をクリック
※ここの検索履歴はGoogleアカウントのログイン/ログアウトによらず、そのPCの利用者全てのデータが共通で保存されます。
見ていた時間が解ればそれを証拠に話を伺おう
動画を見ていた時間が解れば、それを証拠に話を進める事が出来ます。
- 相手はどんな時間にパソコンを使えたか?
- その時間にパソコンに触れられる人間は誰か?
推理してみましょう。
しかしそれでも該当者が居なさそうなら、次の項目を見ていくべきです。
YouTubeの検索履歴に知らない履歴が残る原因2:外部でYouTubeアカウントからログアウトし忘れたまま誰かが使った
自宅以外のパソコンで、YouTubeアカウントからログインしたままにしていませんでしたか?
もしそうであれば、そのアカウントの履歴にログが残るはずです。
外部の他人に触れられるパソコンでログアウトしていたかしていないか?思い出してみましょう。
なおログインの有無は、あなたのアカウントにログインした状態で、
こちらのGoogleのページを見てもらうと解ります。
こういう画面が出て来るかと思います。
「この端末」というのが現在ご使用の端末です。
それ以外の項目を確認することでまず、どこにログインしていたのか?を知る事が出来ます。
遠隔地のログイン状態はGmail越しに解除できる
グーグルアカウントには、便利なメール機能として「Gmail」というものが搭載されています。
このGmailアカウントにある機能を上手に使えば、遠隔地からのログアウトもこなせてしまいます。
まず、Gmailを開きます。
こちらから開けます→「Gmail」
Gmailの右下部分にある「アカウント アクティビティの詳細」をクリック
すると、別ウィンドウが出て「このアカウントのアクティビティ」という項目が出ます。
その項目内の「他の全てのGmailのウェブセッションからログアウトする」をクリックします。
すると、この操作をした端末以外からログアウトされます。
YouTubeの検索履歴に知らない履歴が残る原因3:乗っ取られた
他の端末にログインしたままでもなく、自分のパソコンを弄れる人もいないにも関わらず見てない動画が履歴に残っている場合は、乗っ取られた可能性も出てきます。
あなたの「メールアドレスor電話番号」+「パスワード」が漏れているという事ですから、早く手を打つ必要があります。
そうなってくればやれることは2つです。
Googleアカウントにログイン可能 | パスワードを変更する(こちらの公式説明から変えられます。) |
Googleアカウントにログイン不可 | アカウントを保護する(こちらの公式説明から変えられます。) |
乗っ取り疑惑があっても無くても「一応のパスワード変更」をしておけば、見られた履歴がおかしくなる理由を絞る事も出来ますから、これを機に変えるのもアリでしょう。